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消せるボールペンのフリクションをフランスの小学生は使う。

フランスでも消せるボールペンのフリクションが人気! スーパーの子ども用の文具売り場にズラッと並んでいます。 小学校のノートはボールペンで書くのです。 フランスでは文字を書く時はボールペン、 鉛筆は絵や図を描く時に使うもの。   フランス語はペンで書く文化 そもそもはフランス語は万年筆で書く文字です。 万年筆は、鳥の羽ペンの進化系。 インクを使って書くもの。 日本語はもともとは墨で書くもの 墨汁もインクの仲間、 炭とニカワでできていて、 一度書くと消せません。 では鉛筆は? 鉛筆は、漢字のとおり鉛(なまり)からできています。 鉛はゴムに吸着させて消すことができます。 フリクションは、 ペンと鉛筆の中間の存在ですね。 フランスの小学校でもフリクション フランスの小学校の学期開始前に 準備リストの連絡が来ます。 準備リストに従い、 ノート、クリアファイル、ボールペンと揃えます。 8月にはスーパーマーケットの文具売り場には 学校準備用のコーナーができ、 ノートをまとめたセットなどが並べられます。 リストを見て驚いたのが 消せるボールペン指定が有ったのです。 消せるボールペンはフランスの小学校でも役立つよう。 確かに、 ボールペンのように書けて、 間違えたら消すことができるのはとても便利。 PILOTのFrixionペンが フランスのスーパーでも売っている意味が分かりました。 価格は、フランスのFrixionペンは日本の倍くらいします。 なので、日本に行く機会にはまとめて購入するとお得。 ボールペン文化の中では Frixionはとても助けられていると想像できます。 小学生が間違えずに書くことは難しいですから。 フリクションを使うことでノートがきれいになります。 euh pas moi et jamais vu personne dans mon école. On écrit au fRiXion ! Vraie révélation 👍🏼 cahiers Propres / écriture 👍🏼 pic.twitter.com/Jpb9ScNLM4 — NumeriKinstit👩🏻‍💻🍓 (@NumeriKinstit) March 18, 2017 フランスのフリクションFrixionの宣伝 PILOTのフランスのコマーシャル(PUB)をYoutube動画でも見つけました。 書き直せる(Recommencer)できるが大事!   フランスの小学校はボールペン文化 わが息子は漢字を書くときもボールペンのほうが書きやすいようです。 日本でも大人になると 鉛筆を文字を書く時に使わなくなるので先取りですね。 フランスの学校に関する記事一覧はこちら!  

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フランスの小学校は何歳から?日本と違う!12月生まれの子供は何年生に転校?

フランスは1月を基準に学年が変わります! フランスの小学校のシステムで、 分かりくい学年の切り替わり時期をまとめました。 年度の始まる9月の誕生日が基準ではなく、 生まれたカレンダー年度(数え年)が基準です。 . フランスの小学校入学時期と日本の学年との比較 フランスは小学校は義務教育で5年間です。 小学校の学年は大きく3つに分かれています。 日本の6年生に当たる 6e(シージエーム)は6番目という意味で、 偶然同じ6(ろく)ですが、 日本とは異なり、 フランスでは6年生という意味ではありません。 フランスの中学校と高校の学年 フランスの中学校は、 日本の小学6年生がフランスの6e(シージエーム)6番目 中学1年が、5e(サンキエーム)5番目 中学2年が、4e(カトリエーム)4番目 中学3年が、3e(トワジエーム)3番目 一年ごとに番目は減っていきます。 柔道で言う級のようなものでしょうか、 減っていくほど上の学年です。 高校生は、 高校1年が、2e(セゴンデール)2番目 高校2年が、1ere(プルミエール)1番目 高校3年が、Terminal(テルミナル)最終 フランスでは中学生の終了時に高校に行かず職業専門の学校に行く子供が一定の割合います。 彼らは学校を3e(トワジエーム)で終えることになります。 フランスの学校は高校3年生が最終学年として設定されている点が興味深いですね。 大学は有段者です! 大学は3年制で数字が上がっていきます。 大学1年生が、Licence 1(リサンス・アン) 大学2年生が、Licence 2(リサンス・ドゥ) 大学3年生が、Licence 3(リサンス・トロワ) 引き続き大学院は 大学院1年生が、Master 1(マステール・アン) 大学院2年生が、Master 2(マステール・ドゥ) 博士課程は、Doctorat(ドクトラ) フランスと日本の小学校の【入学年】の比較 日本の小学生が フランスに転校した場合の年度の比較です。 例えば、 日本の小学校1年生で、 7月まで日本の小学校に通学して 9月からフランスの学校に行く場合。 4月2日から12月まで生れは 2年生にあたるCE1に転校、 翌年の1月から4月1日生まれは 1年生に当たるCPへ転校。 フランスの小学校入学時期と学年比較【まとめ】 フランスと日本では学校の開始時期だけではなく、 年度の切り分けの時期も考え方が異なりました。 ご子息がフランスの小学校に通うことになったあなたの役に立てば幸いです。 フランスの学校に関する記事一覧はこちら! ◆フランスの小学生について詳しく知れる本もあります→フランスの小学生 (ヨーロッパの小学生)

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飛び級も留年もある!?フランスの小学校・中学校のゆるい感じが気に入ってます。

早いもので、 フランス生活ももうすぐ7年、 息子はフランスの 小学校の最終学年に通っています。 日本でいう5年生。 来年の中学にむけてどうするか、 小学校の校長先生と相談すると、 飛び級のために2年分を小学校の校長先生が、 息子のためにアレンジしてくれることに! . フランスの小学校は5年間で卒業。中学校は日本の6年生から中学3年までの4年間。 フランスの小学校は日本の5年生に相当する学年で終了。 日本の小学6年生から中学校にあたる collège(コレージュ)に行くことになり コレージュで4年間勉強します。 学年の呼び方は別記事をご参考にどうぞ。 フランスで飛び級にむけて2年分の勉強を1年で 我が子の場合、 校長先生に進路相談をした結果、 今の小学校の最終学年(CM2)で、 CM2と次の学年である 6eme の学習内容との2年分の授業を 1年で勉強するカリキュラムにしてもらいました。 今は、飛び級を前提として、 collègeの1学年分を飛ばして 5eme(日本の中1)から入学出来るように、 各学校に入学願書を出しています。 フランスは小学校でも飛び級も留年もあり! 日本の受験や詰め込み授業が嫌で フランスの学校に行っていますが、 この緩い感じがとても気に入っています。 こどもに合わせて学校は 学年を飛び越せます。 しかしながら 通常習得しなければいけないことが足りなければ 幼稚園や小学校から留年することがあります。 なので 息子が予定通りに勉強が進まず1年飛越さなくても大したことはなく という程度です。 何より今はまだ 興味のあることを楽しんで追求してほしいと考えているので、 気楽〜。

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『うんこ漢字ドリル』のフランスで高評価!南仏ニースでも小学生は『うんこ』が大好き!?

うんこ漢字ドリル始めました!! パパの素晴らしいお土産の一つに、 日本で大人気の「うんこ漢字ドリル」がありました。 最近は漢字よりもフランス語のほうが得意になってしまった我が息子、 フランスの小学校に通う息子に始めさせてみました。 ル・モンド紙でも紹介された『うんこ漢字ドリル』 フランスのお硬い新聞『Le Monde(ル・モンド』、 ル・モンドでも『うんこ漢字ドリル』は紹介されました。 フランス人にもこのハイセンスな漢字練習帳は伝わったようです。 ル・モンド紙はとても真面目な新聞なので、 面白おかしくではなく、真面目に素晴らしい!と伝えています。 ちなみにフランスでは うんこのことを子供は”Caca(カカ)”と呼びます。 なのでフランス語ではうんこ先生 → Professeur Caca (プロフェッサー・カカ!) Unko sensei (« Professeur Caca ») est représenté sous la forme d’un étron jaune avec bésicles et moustaches en guidon de course. Editions Bunkyosha Le Mondeの記事へのリンク→http://www.lemonde.fr/m-actu/article/2017/05/02/apprendre-le-japonais-grace-au-mot-caca_5120751_4497186.html 『うんこ漢字ドリル』への子供の反応 フランスの小学校でも ウンチやオシッコという言葉は子供に大人気です。 日本の子供と変わらないですね! でもそれも低学年まで(1-2年生)、 4年生ともなるとそんなことは話題にはならないとのこと・・・ 4年制の我が子(100%純血日本人)は 未だ『うんこ』ワードが大好きです! 『うんち漢字ドリル』作ってくださった方には、 と言いたいぐらい凄い漢字練習の効果があります。 『うんこ漢字ドリル』で漢字を習得する効果は? 毎日、三頁ずつ練習させています。 うんこ漢字ドリルで 漢字を書く回数は一つの漢字につき5回、 読みを書く回数は1回です。 三ページの練習が終わった後に テストとして文章の中から言葉を選んで書かせます。 練習した漢字は書けますが、 繋がる漢字は思い出すことに時間がかかります。 しかしながら学習効果は抜群にあります。 うんこ漢字ドリル『おわりに』 子供に大人気の「うんこ漢字ドリル」! フランスの子供もうんち(Caca)が大好き! フランス語の『カカ』フランス語単語練習帳が出る日も近いかも😁

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フランスの小学校の通学、登下校は親が付き添うのでとっても安全!学校も塀で囲まれていて安心。

うちの息子はフランスで小学校に通っています。 フランスは、通学も学校の設備も 日本と比較してとても安全! 日本で小学生低学年くらいの小さな子供が 一人でランドセルを背負って歩いているのをみると 心臓がドキドキするくらい不安を感じるくらい。 フランスの登下校は保護者の負担が大きいですが、 社会が認識しているので、会社でも調整してくれます。 子供にとって安全な良い仕組みです。 今日は、小学校の通学と学校の安全面についてご紹介します! . 小学校の登下校は保護者の付き添いが必須! 小学校の登下校は 一定の年齢まで親もしくは保護者の付き添いが必須です。 小学校3年生くらいまでは絶対に付き添い、 高学年でも多くの子供が親と一緒に通学します。 子供の安全には最善のシステムです。 裏を返すとそれだけフランスが危険だとも言えますが。 小学校4年生からは子供だけで通学もできる 子供だけで通学するには学校に申請しなくてはいけません。 小学四年生ぐらいから子供だけで通わせることも可能ですが、 しかし、ほとんどの子供は保護者と一緒に通学します。 小学校は飛行場のように高い柵と尖った返し 小学校全体が学校全体が 高い金属の柵で囲われています 日本の小学校の門や壁のように低いものではありません。 壁の上部は侵入防止のために柵が外側に向かって尖った状態です。 飛行場の柵を想像してもらえると良いかと。 日本の小学校のように塀を登って侵入は不可能!     フランスの小学校の登校 保護者と一緒に登校します。 小学校の門に警備の先生がいて、 先生に挨拶して子供を構内に送り、 子供が学校の中に入ったことを確認して 保護者は去ります。 門の外側にも常にバイクや車が通らないように 監視する警備の方がいます。 日本で小学校の通学時間に信号や横断歩道で 旗を持っている父兄の方と同じ感じでしょうか? 保護者と子供は8時くらいから集まり始め、 開門の8時20分には門の前は人であふれます! 遅刻者は正門に周り、 呼び鈴を押して遅刻の理由(正当な)を説明し、 中に入らなければいけません。 フランス小学校の下校 下校時間の午後3時45分が近づくとの校門の前は保護者でいっぱい。 5学年分の親が待っているのです。 子供は学校内から外にいる保護者を探し、 セキュリティ担当者が保護者を確認しなければと、 子供は門から出られません。 門を境に、子供と保護者がお互いを見つけ合います。 下校風景の写真です。 子供と親であふれているのは朝と同じですが、 一気に出てくるのでより混んでいる感じ。 フランスを登下校を日本と比較 フランスは日本にくらべて子供は安全! 子供の安全にはフランスの小学校の通学システムは 日本と比較し勝っていると思いませんか? 私は安全面に関しこのシステムは素晴らしいと感じており大賛成です。 これ以外は考えられません。 日本の小学校の通学路では、 ボランティアの保護者や地域の方が 見張りをしてくれるところもありますが、 学校付近がメインで全ての通学路をカバーするのは難しいでしょう。 フランスの登下校は保護者の負担は大きい しかしフランスは、保護者の負担は大きいと思います。 朝の8時半に登校させて、 午後の3時半にはお迎えです。 昼食を家で食べる子供は、 加えて11時半にお迎えと 13時半に送り届けもあります。 自分や近親者が送迎出来ない時は、 ベビーシッターを頼まなくてはなりません。 しかし、働きながら送り迎えをすることは 日本とは比較にならないほど容易です。 子供の送り迎えは義務なので、 勤務先でも送迎に関して理解が有るからです。 共働きの家庭が多く 都合のつきやすい方が送迎をしている様ですが、 パパ率高し、 といった感じがあります。 フランスの小学校の登下校『まとめ』 フランスの小学校の登下校についてイメージ頂けましたでしょうか? 日本と比較して、 単純に工数だけ考えると登下校時の親の負担は大きいですが、 安全面では安心できるシステムです!   ◆フランスの学校制度と大学進学についてご興味が有りましたら以下の本「フランスの社会階層と進路選択」の試し読み部分を参考にすると雰囲気が分かります。