海外でのトラブルと解決策

フランスとヨーロッパ旅行

サントリーニ島の洞窟ホテルではスリッパ禁止!滑って脱臼して救急病院へ。

サントリーニ島の洞窟ホテルでは, 使い捨てスリッパを履かない! 絶壁に並ぶ白い壁に青い屋根。 絶景の夕日。 死ぬまでに誰もが一度は泊まりたいと名高い、 サントリーニ島のイア(Oia)にある絶壁に並ぶ洞窟コテージ。 夢が叶い、泊まってきました! しかし、一足の使い捨てスリッパで滑ったことで夕日を見ずに帰ることに。 サントリーニ島イアの絶壁ホテルに到着 イア(Oia)まで断崖絶壁の道路をレンタカーでドライブしてやってきました! 車をとっても狭い郵便局前の駐車場に停めます。 狭くて狭くて駐車するにも一苦労。 あとから、実は一番近い最高の場所に停められたと気が付きました。 普通は歩いて10分くらいかかる場所に駐車するのです。 パーキングからは怪力のホテルの方が 狭い階段を下り、 絶壁の洞窟に作られたコテージまで、 スーツケースを担いでくれます。 申し訳なく感じるほど狭くて急な階段。 コテージからの景色は絶景! さすが一泊に3万円を払った価値有り! 夕方が近づき夕日を楽しむための準備を始めます。 テラスでゆっくりと飲んだり食べたりして楽しもうと、 スーパーで購入した食材とドリンクを準備。 テラスからの景色を動画でもどうぞ。 誰もが一度は見たいと言う意味がわかる絶景。 崖から見る海は遮るものが何もありません。 サントリーニ島の洞窟ホテルで滑って脱臼! テラス側の準備を進めていると、 突然室内から悲鳴が!!! 冷蔵庫の前でうずくまり、 痛いーーーーーー!! と叫んでます。 上から覗き込むと 右腕の肘の部分が 普通には曲がらない変な方向に曲がっています。 確認しようと肘の辺りを触ると強烈に痛がりました。 (当然ですね、ごめんなさい) 結果として痛がったのですが肘が動いたことで 肘は通常のありえる方向に戻りました。 まずは痛みを和らげないといけないと、 横に寝かせてから肘を水で濡らしたタオルで冷やします。 クッションを運んで肘と身体をできるだけ固定して痛みが少ない姿勢に。 しかし、1時間経っても痛みが引く様子が見えません。 サントリーニ島の病院に行くことに決めた 夕方になり暗くなり始めました。 いつの間にか夕日は沈んでいたようです。 救急病院へ連れて行くことを真剣に考えます。 ネットで調べるとサントリーニ島内には病院が2つあって、 絶壁ホテルのあるイアからは 車で1時間以内では着けそうです。 病院に行こうと決めて出発のために 服や貴重品と緊急食糧をカバンに詰めていると、 ホテルのスタッフさんがコテージに入ってきました。 掃除用具や備品がテラスの脇の小さな納屋に入っているのです。 サントリーニ島の洞窟コテージは 普通のホテルのように受付や倉庫がないので各コテージの納屋に分けて備品をおいてます。 スタッフさんに病院はパブリックとプライベートとどちらが良いですか? と聞いてみると、 マネージャに聞きますと状況をスマホで電話してくれました。 洞窟ホテル地区のクリニックのお医者さんが往診してくれる マネージャが早速やってきました。 最初の言葉は 「このコテージでコケる人など初めてだ!」 と自分を守ろうとする言葉だったのはご愛嬌。 すぐに往診可能なお医者さんに電話して呼んでくれました。 実は絶壁ホテル地区には小さなクリニック(診療所)はあったのです。 旅行者が病気や怪我をしたときは往診してくれるシステムでした。 確かにこれだけ多くの観光客が急な坂の地域に居るので つねに軽い事故は起きそうです。 病院に行くしか発想がなかったのですが、 もっと早く気づいて取り敢えず診てもらっても良かったなと後悔。 15分位で往診のドクターがやってきました。 コテージ内のベッドで診察が始まり、 肘を動かしながら痛みの部分を確認していきます。 「多分折れてはいないだろうけれど 痛みが続くなら明日救急病院で レントゲンを撮ってもらうと良い」 との診断でした。 取り敢えず肘を固定するために包帯でカチカチに固めてくれました。 費用は100ユーロを現金支払いのみでした。 ギリギリ現金も持っていて良かった。 後で気が付きましたが、 洞窟地区内のATMでクレジットカードで下ろすことも可能でした。 お医者さんは海外旅行保険用に英語で診断書を書いてくれました。 痛み止めを薬局で買うようにと処方箋も。 取り敢えず、すぐに救急病院へ搬送するほどの 酷さは無いと診断してもらえて安心して眠れました。 サントリーニの救急病院でレントゲンを撮る 次の日の朝、痛みは少しは引いたようですが痛いことは変わらない。 帰国まで残り3日あるので万が一のために救急病院へ行くことに決めました。 旅行中で待ち時間が無駄なので、 診察待ちの患者が少ないプライベート病院へ行くことに。 車でティラのプライベート病院へ到着。 病院待合室に、患者は私達だけでスグに診察開始です。 レントゲンを撮ってもらいます。 10分位待って、骨折と診断されました。 ギプスを肘をL字に曲げた状態で固めます。 サントリーニ島は暑いので、 ギプスを腕を完全に巻くタイプではなく 外側半分だけを覆うタイプ。 通気性が良さそうなもので良かった。 今回プライベートクリニックの 診察料金は600ユーロ! さすがにクレジットカード支払いは受け付けてもらえました。 保険会社に提出するための英文の書類も15分位で作成してくれました。 お値段も対応もさすがプライベートクリニックです。 この費用は海外旅行保険で賄おうと想定していたのですが、 保険処理ができませんでした。 顛末は別途記事に書いてますので、ご興味があればこちらもどうぞ。…

フランスとヨーロッパ旅行

ポーランドの病院で腕にギプスをしてもらうことに!公立病院はのんびりです。

公立病院に行き、診察に並び、ギプスをしてもらい、 なかなかの大変な道中でした。 ポーランド旅行中に病院にいくことになったあなたに 少しでも参考になればうれしいです。 ポーランドで息子がサッカーしていて腕を骨折 子供がサッカーで遊びたいと、地元の子がサッカー場でプレイしているのを見つけ、駆け寄って交渉?! ポーランド語は話せませんが、さすが子供同士、すぐにプレイし始めました。 そのうちキーパーとシュートする側に分かれて楽しそうに遊んでいました。 すると突然、子供がすごい勢いで走って戻ってきました。 キーパーをしている時に手を痛めたようで、 と叫んでいます。珍しく涙まで出るほど痛い様ですが強く打った程度だと思い帰宅後冷やしました。 その日は痛くてもう無理というほどだったので、ヴァイオリンの練習は断念・・・ 明日も朝からレッスンなのに・・・ 次の日、前日は痛みで練習が出来なかったので、起床後に先生のレッスンの前に予習を1時間ほどしました。 時々痛がる程度で大分良くなったのかなと、少し安心。 痛みはある様なので痛み止めを勧めましたが、「いらない」の一点張り。 レッスンでは先生に一応事情を話すとピアニストの方も通っている接骨院で冷やしてもらったらどうかと、すぐに英語を話す同行者を頼んでくださり電気治療とクリオテラピーにかかりました。 しかし、痛みはなかなか消えず、息子はまだ痛いというので、この日は薬局で捻挫用のクリームを買って塗りました。 翌々日、、まだ痛みは引かず、手首の部分の腫れも大きくなっている気がします。先生も大変心配され、病院で骨を確認してもらった方が良いとすすめられたので、病院で診てもらうことになりました。 ポーランドの病院 レッスンもそこそこに、音楽学校の事務の方が同行してくれ(英語通訳)、午前11:30頃に病院の救急に到着。 受付に行きました。 経過を病院に説明したら、13:00と言われたので、その時間が先生に会える診療予約の時刻と思い一旦食事をしに帰宅。午後13時に再度病院に集合しました。 すると、この時間に診察ではなく、朝7時から受付している人たちと一緒に自分の順番まで待たなければならないということが判明。 とほほ、、、他国の救急と同じだったか、、(救急, urgent 度合いによって、何時間も待たされる可能性大) 昼食に気を取られて長時間延々と待つ準備をしてこなかった、どうしよう!退屈に耐えられない息子をどうやって待たせたらいいんだろう、、、10秒と暇な時間があるとまずいのですよ。。本も1冊もない、、、建物の間にいたためか、電波も入らず、iphone もipadも使えない! ぶーぶー言い始めた息子と共に、仕方がないので、この時間でポーランド語を覚えることに。 そして、覚えたらオフラインでできるルフトハンザの子供向けアプリで遊ばせてあげることにしました。昨年も少しポーランド語を覚えたので少しの復習で記憶が蘇り、数字はすぐに思い出せたので、新規に曜日を。。しかし難しいことこの上なく、 「1つ覚えると他のが全部無くなっちゃう」という息子の言葉に2人で大笑い。この時点でまだ骨折しているなんて、考えも及びませんでした。なかなか覚えられないポーランド語にやきもきし始めたところ、ようやく順番が回ってきました。2時間以上待った後です。13時に到着してから二時間後でした。 (ワンツトの総合病院) 「折れているかもしれません」→ ”It’s broken.”に 学校の事務の方が女医さんに経過説明をしてくれ、先生はテキパキと息子の腕を調べます。あるところを押すと痛がります。 先生は少し英語を話しました。 「折れてるかもしれません」と言われ、私は絶句。そして、「かもしれない、だから心配しないで」と、レントゲンで確認すればわかりますからと、レントゲンを撮ってくるように言われました。 違う階でレントゲンを撮ってもらい、診察室に戻ると、、、 「It’s broken.」 信じられない私は、「ひびではないですか?」と聞いてしまいましたが、折れてるとのこと。 先生は私にDon’t worryを連発しますが、あまりにショック。。幸い、複雑骨折ではなかったのですが、ギプスをしなければと言われました。そして、その処置をするには、親の承諾が必要とのことで、その場で了承しなければなりません。私はギプスについては良く知りませんが、夏で暑そうだし、いつとれるかわからない、第一、ヴァイオリンを弾くのに邪魔なのでは?と迷っていましたが、先生は、しないと「dangerous」とおっしゃるので、仕方なく了承しました。 こんなの、したことも、見たことも、自分の周りにいなかったので、ママがショックです。心の中で「どうしよう・・・」とばかり思っていました。 承認後に肘上から手のひらまでギプスで固められてしまいました。 協定圏内ヨーロッパの健康保険カード(carte european) 医療費はフランスの健康保険カード(carte vital)付属のcarte europeanを提示することで現金の支出は不要でした。 ポーランドとフランスはユーロ圏の健康保険の協定が結ばれています。協定のある国では、フランスで健康保険カードを使う様に、外国でcarte europeanを使えるのです。実は数年前に有効期限が切れていたのですが、たまたま今回夏休みはずっとヨーロッパにいるからと、真面目にcarte europeanを更新して持ってきたのでした。 帰宅後、ヴァイオリンを持ってみると、、、手のひらの部分にある硬い包帯が邪魔で、ヴァイオリンを持てません。そこだけが邪魔なので、取れないものか、今度はパパが病院を再訪し、聞いてきてくれました。再訪したら今度は並ばずに、すぐに先生に質問出来たそうです。 でも、結果、出来ないとのこと。ああ、残念。これからどうやって練習したらいいのかしら!!   ポーランドで骨折して病院に『おわりに』 今回の骨折は、軽いサッカー遊びで発生という予想外の事件でしたが、音楽学校の先生や事務局の方々の御協力もあり、スムーズに外国の病院で治療を受けることができました。 海外でも、子供は常に怪我や病気になる可能性がありますので、事前に保険などの準備をしっかりして行く必要があると再確認出来ました。 【おまけ】病院に停まっていたポーランドの救急車、乗ったわけではありませんw ボンネットの救急車(AMBULANS)の文字は先行車のバックミラーで読めるようになっています。 青とオレンジのカラーが救急車というよりレースカーのようです(笑)