ドイツでレンタカーを借りるなら覚えておいて!日本免許証と任意保険を忘れやすい!
2020.01.01 oku
ドイツでレンタカーを借りる際は日本とは異なる注意が必要!! ワールドワイドのレンタカー会社であるハーツ(Hertz)で車を借りてドイツをドライブしてきました。 レンタカーを借りた時に注意すべきと感じた点をご紹介します。 今回借りたレンタカーはFordのFocus wagon(フォード・フォーカスワゴン)で、 ドイツの道路にマッチした安定した走りを見せる良い車でした。 Sommaire(目次) ドイツでレンタカーを借りる前に準備しておくこと必須の準備すべき3点予約時にオートマ(AT)を指定する!カーナビをオプションで付ける任意保険はフルカバーで入る!ドイツでレンタカーを運転する時に注意すること1.右側優先2.ロータリー内走行車優先3.リッター500円のガソリン4.【高速を降りた直後】にスピードカメラ5.事故時の記録は運転者だけでその他に知っておきたいこと「最高速度制限」機能付きオートクルーズ装置ドイツでレンタカーの『おわりに』ドイツでレンタカーを借りる前に準備しておくこと では、まず日本から出発前に知っておくべき重要点から説明します。 必須の準備すべき3点 レンタカーをありる際には絶対に「国際免許証」と「クレジットカード」に加えて「日本の免許証」が必要です。 国際免許証の期限が切れていないかを出発前に必ず確認してください! クレジットカードと異なり別のものでは対応できないので再重要なのです。 期限が切れてば各県の免許センターなら当日してもらえますので急いで行きましょう! 意外に忘れる可能性があるのが「日本の免許証」 運転する習慣があり財布に常備してあると問題ないのですが、 日常で運転しない場合は要注意です! ドイツのハーツレンタカーでは日本の免許証も提出しコピーを撮られました。 日本語は分からないはずですが記録として必要なのでしょう。 ちなみに、国際免許証は必ず日本の免許証を携帯しないと有効ではありません。 予約時にオートマ(AT)を指定する! 今もマニュアルが多いドイツでは、メルセデス・ベンツやBMWの高級グレードはオートマも増えてきてますが、一般車では指定しないとマニュアル車(MT)です。 オートマ車を指定しましょう! AT限定免許の方は特に注意が必要で国際免許にはAT限定の注記は無いのでレンタカーを借りられますが、慣れていないマニュアルを運転すると事故の可能性が高くなります。 日本では常識のオートマがドイツではオプション扱いで追加料金もかかります。 カーナビをオプションで付ける カーナビ(GPS)もオプション指定しないと付きません。 カーナビはドイツ語ではなく英語に変更して使えます。 ナビの指示は「Straight(直進)」「右折Turn Right(右折)」などの単純なことしか喋りませんので少しすると慣れます。私は数字が聞き取りにくかったのですが画面の表記を見て対応しました。 しかし、スマホでも十分です。 スマホの海外ローミングを契約していく、又はWIFIルーターを持参すればスマホのナビを使えるので、車両のカーナビは不要になりますし日本語でナビを使えます。ドイツの地域だけ地図を事前にダウンロードしておけばオフラインでも使えます。 そして、スマホを固定するスタンドを用意していけば完璧です。 ※楽天UNLIMITの定額海外ローミングを使用するとナビを気楽に使えます。ネットワークの速度は遅いですがネットに繋げて地図を使えるのは安心感が格段に変わります。→楽天UNLIMITは海外でも定額で2ギガまで使える。 グーグルマップのオフライン機能を使い地図をダウンロードする方法に加えて、オフラインに特化した地図アプリも準備しておくと安心です↓ オフライン地図、GPSナビ:MAPS.ME 開発元:STOLMO LIMITED 無料 posted withアプリーチ 任意保険はフルカバーで入る! レンタカーのカウンターで日本で予約した価格に追加して、フルの保険に入ることを勧められまするのは日本のレンタカーと同じです。 1日あたり1,000から2,000円の追加になりますが保険には必ずFull Cover(全部)で入りましょう。 トラブルが起きた時のリスクを考えると安いものです。 小さな接触や当て逃げまでの可能性まで考えると、駐車場に停めているレンタカーがいつも気になってしまいます。事故が発生した際にお金の心配をしなくて良いと考えると安心して運転できるので、フルカバーの任意保険はドイツでレンタカーを運転するときは必須です。 インターネットでは出てこない任意保険の追加費用ですが、加味して予算を立てておけば当日に損した気分にならずに受け入れられますよ。 私がスイスでレンタカーを借りた際に免責カバーの保険に入っていたことで20万円の免責額を保障でカバーできて助かりました。記事にしてますのでご参考にどうぞ↓ ドイツでレンタカーを運転する時に注意すること 私が特に重要だと感じたドイツでレンタカーを運転する時に注意すべき5点を紹介します。 1.右側優先 交差点では右側から来る車が優先です。 左ハンドル車両で右側通行の運転は少し走ると直ぐに慣れ、車の流れに従って運転すると脳が自然に認識していきます。 しかしながら、運転時の注意で日本では想像できない点があります、 それが右側優先です。 街中で幅の広い道を走っていると突然右側から車が飛び出してきてヒヤッとする事があります。なぜなら、幅の広い道が優先ではなく右側から来る車が優先だからです。 市街地でスピードを出させないために、ドイツでは敢えて優先道路の白線が引かれていない道路が普通です。気をつけないと衝突事故に繋がるので街中では速度を落とし、右から車が飛び出してこないかを注意しながら走りましょう! *信号、停止線、優先道路の線がある場合は右側優先は適用されません。 2.ロータリー内走行車優先 ロータリー交差点ではロータリー内を走っている車が優先! ドイツに多いのがロータリー交差点、信号無しで交差点をスムーズに流れを作る便利なものです。このロータリーは日本では殆ど見かけないので戸惑いますが、ロータリー内では常に中を走っている車が優先です。 直進してきて向こうが曲がっている走行状態であると、こちらが優先権があるような感覚になる時がありますが常にロータリー内を走っている車が優先です。 (参考)ベルギーで撮影したロータリー交差点(ランドアバウト)の動画です。 ロータリー内に入る時は、中を走行している車が優先であることは最重要ですが、 加えてロータリー内に車両がいない時は停止不要という点にも注意が必要で、追突される危険があります。 3.リッター500円のガソリン レンタカーを返却する際に燃料を入れ忘れるとリッターあたり500円(4€)!(ドイツのハーツレンタカーの例) 通常のガソリンスタンドはリッター1.5ユーロ程度ですので倍以上の高額なガソリンです。 レンタカーの返却が近づいたら見かけたスタンドで燃料を入れておきましよう。飛行場の近くのスタンドは分かりにくい場所の可能性もありますし、飛行機の時間ギリギリに空港に到着する可能性もあり、最悪の場合に高額なガソリンの支払いを抑えるためです。 ちなみに、空港には3時間前に到着するように向かいましょう! ドイツの高速道路は事故だけでなく流れが悪くなるだけで渋滞するので、ハマるとリッター500円を払う可能性が増えます。 4.【高速を降りた直後】にスピードカメラ 写真引用:tti 高速を降りてから街に入る途中の幹線道路を走行時には速度制限に要注意です。 スピードカメラが待ってます! アウトバーンを130キロ以上出してノリノリで走ってきた後に一般道に降りて街に向けて走ると、中心部に近づくまでの幹線道路は田舎道で信号もなく快適、 しかし・・・スピード制限は60〜80キロです。 高速から降りた直後は100キロ出ていても一般道では60キロ位に感じてしまうのです。 そんな場所に、スピードカメラが待っています。 私は夜に突然フラッシュが目の前で光り目潰し状態になり、ヤラれたと気が付きましたが後の祭りです。 帰国後に、レンタカーのハーツからメールや電話もなく、罰金と代理対応した手数料がクレジットカードから自動で引き落とされました。 このときは同時に出張していた会社の同僚が同じ金額の罰金通知をハーツから受け取り既に問い合わしていて理由が分かりました。後日ドイツ語の明細書が自宅に郵送されてきて詳細も判明しました。 こちらがハーツから送られてきた手数料を含めたスピード違反の罰金の金額29.75ユーロの明細書です。ドイツ語のまま贈ってくるあたりが手間をかけないぞという姿勢を感じます。 5.事故時の記録は運転者だけで 事故が起きた時に怪我人や公共物の物損が無く、車両の被害だけの場合は当事者同士で事故記録をつくります。日本のように物損事故でも警察を呼ぶことはありません。 ヨーロッパ全土での規定フォーム『Accident Statement Report』にアルファベットで記入するだけです。フォームは複写式で記入後にお互いにサインしてコピーを持ち帰り、コピーをレンタカー会社に渡して保険の処理を依頼します。 * しかしながら事故発生時にはレンタカー会社には電話で一報が可能であれば入れて指示を仰いだほうが、後々のトラブルを減らせます。 事故が発生した時に何を書くべきかを知っておくことで、安心してドイツでレンタカーを運転できますので、事前にインターネットからダウンロードして勉強しておくのも一つの手です。 「accident statement report pdf」と検索するとフォーム例がたくさん出てきます。 検索リンクはこちら その他に知っておきたいこと 「最高速度制限」機能付きオートクルーズ装置 普通車クラスは通常はオートクルーズが装備されていてアウトバーン(高速道路)を飛ばして長距離移動するお国柄を感じます。ちなみにマニュアル車にもついています。 そして、オートクルーズに「最高速度制限」がついているととても役に立ちます。 130キロで山間地の長い下り坂をブレーキで調整しながら下るのは怖いものです。 最高速度制限で車速120キロ程度にセットしておくと 下りでもブレーキを踏まなくても自動で速度を下げてくれます。 高速ディセントコントロール(下り坂調整機能)です。 ドイツでレンタカーの『おわりに』…