ついに、フランスのカーシェアリングを運転します。
ルノーグループのMOBILIZEを申し込み、免責額を確認してやっと予約しました。フランスに住所がない旅行者でも、国際免許、パスポート、日本のクレジットカードでできました。(フランスにはフランスの免許やクレカでないと対応してくれないものも有り)
準備を完了して予約時間の15分前に到着!
しかし・・・・・
出発まで40分もかかりました(泣)
今回は、初めてMOBILIZEの電気自動車EVカーシェアリングを使う方が同じように無駄な時間を過ごさないように記事にしました。
◆こちらの記事を読むと申込みからの流れが分かります。
MOBILIZEカーシェアの予約は簡単
MOBILIZEの予約は専用のアプリで簡単にできます。
今回は9:45からの使用を9時頃に予約しました。カーシェアリングらしくギリギリでも予約できるところはすぐに使いたいときに便利ですね。
2時間の使用で12.24ユーロ、走行距離は50kmまでは含まれていてそれ以上はキロ当たり0.2ユーロです。
日本では見ることのないDACIA Springを予約。ヤリスクロスと近いサイズの小型SUVで、もちろんフル電気自動車EVです。(ダチアはルーマニアの自動車メーカーでルノーの参加です→ダチアWIKI)
MOBILIZEの運転開始までに30分かかった内容
初めてのMOBILIZEなので15分前に到着しました。車は道路脇に停められていてすぐに見つかります。
ドアロックの解除は素早く
アプリで車のドアロックを解除できるのは日本のタイムズカーシェアリングのカードでロック解除に比べて楽だなあと感じながら、スマホ画面の解除ボタンを押すと、
一瞬ロックが解除され、その1秒後には閉じました。
あれ、何か間違った?ともう一度試そうとしますが、スマホのドア解除ボタンを再度押せません。
困った、と試行錯誤して、アプリを再起動して予約画面に再アクセスするとドアの解除ボタンが出ました。再び押しますが、また1秒ですぐにドアロックが。
3度めは、ドアの取っ手を持ちながら、スマホのドアロック解除を押し、解除された瞬間に取っ手を引くとドアが開きました!
防犯のために一瞬しか開かない仕組みなのか、DACIAの仕組みかわかりませんが、取り敢えずドアを開けるだけで時間がかかりました。
傷の確認はスマホで写真撮り
車内に入るとグローブボックスからKeyを取り出すように指示されます。
キーリシリンダーに差し込みインパネが表示されるのを確認し、
次に車内とボディの状態をチェックです。
車内は綺麗な状態で問題なし、ボディも見たところ傷はありません。
社外は4箇所をスマホで撮影します。撮影する角度が指示されるので、車の位置を画面で合わせればOKです。傷がないかをよく見ながら行います。
写真撮影は簡単ですが傷をチェックしながらなので数分はかかります。
電源ケーブルを外すには充電カード
キーをオンにすれば充電ケーブルが外れると考えたのですが抜けません。車側も充電設備側も外れません。
色々と試して悩んでから、やっと取扱説明書を見つけました。(説明書に英訳はなくフランス語だけ)
説明書を見て気がついたことは、
充電設備用のカードが車のKeyと同じ場所に置かれていて取り出す必要があること。
車の鍵だけ取り出せば良いと勝手な思い込みで時間を失いました。でも、見た感じではカードが有ると気が付かなかったんですよね。
でもよく考えると、充電設備側の高電圧ケーブルが簡単に引き抜けると危険ですから、自動車側のキーだけでは抜けなくて当然です。
カードを充電設備にあてると設備側のドアが開き充電ケーブルを取り外せました。
ケーブルが抜けて走れる状態にやっとなりました!(このあとフタを閉め忘れたまま10km走ったのは秘密です)
ウィンドーのボタンが意外な場所に
電源ケーブルが抜けないと悩んでいたときに車内が暑くて辛かったのですが、ウィンドーを下げるボタンが見つかりません。ドアにも付いていませんし、ヨーロッパ車でたまにあるサイドブレーキの近くにも有りません。車道脇の駐車場なのでドアを開けっ放しで作業するわけにもいかないし困りました。
ケーブルが抜けた後に冷静になり探して見つけた場所は、センターコンソールです。
私にとって初めてのウィンドーボタンの位置でした。パッと見た感じではナビのボタンにしか見えません。
おわりに
フランスのMOBILIZEのカーシェアリングで電気自動車EVを使う際に出発まで40分くらいかかったお話でした。
電気自動車の充電設備についてよく理解していれば、初めから充電カードを探したと思うのですが、車の鍵だけでできると早とちりしたのが失敗の原因ですね。
今回の経験から言えることは、フランスのカーシェアリングを初めて使うときは大事な予定のために使わず、時間に余裕を持つことが大事ということです。私のように「日本のカーシェアリングと同じ簡単でしょ」と思っていると焦ることになるかもです。
◆こちらの記事もあわせてどうぞ。
(おまけ)DACIA Springが坂を滑っていく
坂道で縦列駐車したときに車が滑っていきました!!!!
ヤバいーと焦って車に戻り、ブレーキを全力で踏みこみ事なきを得ました。
キーを抜かず、Pの位置にしていたのですが、サイドブレーキが甘くゆっくりと滑ったのです。電気自動車なのでトランスミッションのような物理的なロックがかからないようです。
坂での停車時は完全に停止しているか確認する?いや、「慣れるまでは坂道には駐車しない」と誓った出来事でしたね。前の車に突っ込んでいたらどれだけ面倒なことになっていたか・・・