フランスでカーシャアに登録しましたが予約する前に以下の心配がありました。
- 保険の免責額は?
- 事故時に警察を呼ぶ?
- キャンセル料は?
- 運転を替われる?
特に事故時に最大どれくらいの費用がかかるのかは最重要です。
今回はフランスのカーシェア「MOBILIZE」で予約前に確認したいリスク項目について確認したことをまとめました。
◆フランスのニースでカーシェアを使うためにアプリで登録した記事はこちら→フランスのニースでEVカーシェアリングに登録してみた 「MOBILIZE」
MOBILIZEカーシェアの免責額
一番気になる事故時の免責額は電気自動車のRenault ZOE(日産LEAFの姉妹車?)の場合は950ユーロで、盗難時は1900ユーロです。(フランス語で免責は「franchise(フランシーズ)」)
詳細はレンタカー利用規約(Renault Mobility by MOBILIZE CONDITION GENERLES DE LOCATION)内に記載されています。
利用規約はMOBILIZEアプリ内で閲覧できるのですがフランス語版しか見つけられませんでした。翻訳する場合はPDFのリンクをメールなどに転送しパソコンのChromeブラウザーの翻訳機能など使うと日本語で理解できます。
こちらが利用規約の切り抜きです。URLは引用元をクリックください、PDFが開きます。
引用元:Renault Mobility by MOBILIZE CONDITION GENERLES DE LOCATION
MOBILIZEカーシェア中に事故が起きたら警察を呼ぶ?
カーシェアで事故が起きた場合に日本の場合は必ず警察を呼ぶ必要がありますがフランスの場合も同じでしょうか?単独事故の場合はどうでしょう?
答えは「フランスで事故を起こした場合は警察を呼ぶ必要はありません。」
事故の相手とでヨーロッパで使える『Accident Statement Report』用紙に事故状況を記入して互いに署名すれば完了です。(こちらのドイツのレンタカーについての記事内の項目が参考になります→ https://explorateurdazur.com/germany-rentacar-caution/#rtoc-11)
単独事故の場合は『Accident Statement Report』の片側だけ(VEHICLE A)を記入して自分でサインします。
事故を報告する方法は?
事故発生時は直ぐにMOBILIZEのカスタマーサポートに電話で連絡→フランス 0 805 080 217。日本のスマホから国際電話でかける場合は +81 805 080 217。
もしけが人がいる場合は救急車を呼びます。ヨーロッパ緊急電話番号は112で、救急・消防・警察をまとめて対応しています。
合わせて利用規約では事故は3日以内にMOBILIZEのカスタマーサポート(Relation Clients)へ報告する義務がありますので『Accident Statement Report』を遅延なく送りましょう。
こちらが利用規約の切り抜きです。
引用元:Renault Mobility by MOBILIZE CONDITION GENERLES DE LOCATION
MOBILIZEの予約のキャンセル料金は?
予約した後にキャンセルできるかも心配です。
利用規約に記載のキャンセル料金は以下となります。
- 使用開始時間の24時間前までは無料でキャンセル可能
- 15分前までは50%
- 15分前以降は100%
- 当日に現れなかった場合150%
です。
当日に予約をしたまま使用しないと追加の50%が加算されるので、使用しない場合もしっかりとキャンセルはしましょう。
こちらが利用規約の切り抜きです。
引用元:Renault Mobility by MOBILIZE CONDITION GENERLES DE LOCATION
同乗者が運転しても良い?
運転を同乗者に頼めるかも気になるところですよね。体調が悪くなった際には緊急で運転を同乗者に頼む場面もあるかもしれません。
MOBILIZEの規約では、MOBILIZEに登録している人は運転できます。
なので、同乗者はMOBILIZEのアプリから事前に登録しておくと運転できます。登録方法はこちらの記事を参考にどうぞ→フランスのニースでEVカーシェアリングに登録してみた 「MOBILIZE」
こちらが規約の抜粋です。
引用元:Renault Mobility by MOBILIZE CONDITION GENERLES DE LOCATION
おわりに
フランスでEVカーシェアをする前のリスクについてまとめました。
レンタカーのように免責額をカバーする保険は見つけられず、事故の際は15万円近くの免責額がかかる可能性があるので、乗車前の傷の確認は重要です。
そして事故発生時の『Accident Statement Report』記録はしっかりとする必要があります。事故時にの相手がフランス語がわからないと判断するとこちらが不利になるように『Accident Statement Report』に記入する可能性もあるのでしっかりと内容を自分で判断してください。(悪気がなくても事故時には自分に得になるように人間は無意識に動くものです。)
次回は実際にフランスのEVカーシェアリングを借りて運転します。