子供には絶対に言えない事ですが、私はかつてかなりのギャンブラーでした。。父も生粋(?)のギャンブラーだし・・そしてex夫はそんな熱くなってしまう私を止められる唯一の理解者です。私と正反対の彼は、熱くなる事なく冷静に物事を進めて行くタイプ。ギャンブルは何でも知っているけれど、決してのまれない。何につけても正反対な私達の血をどう受け継ぐか・・・
と、どきどきの毎日でしたが、そうなって欲しくないほうに出るのでしょう、息子は父と私と同じ熱くなるタイプ!!熱中するとなったらとことん熱中します。ほっておいても朝から晩まで99に凝っている時もあれば(そして勉強が必要な時は一切やらない)、何故か漢字が好きな時はとてつもない勢いで幼い時から小学4年生までの漢字を覚え、ポケモンキャラクターや妖怪ウォッチのキャラクターを何百も知っていたり・・熱中するのは良いのです、ただただギャンブルだけには手を出さないで欲しい!
パガニーニがストラディヴァリを賭けに使ってしまったという例を出して、ことあるごとに言い聞かせてきました。(花札に凝って母が相手をしてくれている時は、点数の計算が早くなるおまけがありましたが)
お願いだから頭を使うゲームに凝ってくれ〜と思って3歳から将棋やチェスを始め、細々と続けていますがその子がなんと今度は「ブリッジ」なるものに熱中し始めたのです。
これは学校の休み時間に指導者が来てリクリエーションの一環で教えてくれるそうですが、何分使う道具はトランプ・・・ラスベガスで7スタッドポーカーが大好きだった私には “Oh, NO!!”
最初は拒否反応を示して、関わりたくない(知りたくない😅)のと、覚えるの大変そうだなというので、パパが来たら良いものか相談して決めるからと数週間そのままにしておきました。その間フランス人ママンに、「ねえ、ブリッジって知ってる?あれって、ギャンブルじゃないの?」と聞いてみたら、「え、あれは頭に良いのよ」と言われました。教育熱心なママンからそんな言葉が出てきたので、「もしかして、ブロスタやクラッシュロワイヤルよりはましかも」とちょっと期待。
そして別の人からは、これは偶然性のゲームではないよ (”par hazard”と言うらしい)とも。息子のブリッジ熱は熱くなるばかりで、ようやくパパが来て勉強してもらうとなんとなんと!!
「将棋より頭を使う」と言うのです。賭け事ではなく、頭を使うゲームだと。ということで、少し解禁!!することにして携帯で出来る枠を45分maxにしました。
そして毎日のように、「来年度からクラブに入りたい」というのです。はー、わかったよ、もう今から時間のやりくり決めておこうね、と言う感じになってきました。
でも私としては、かつての将棋熱にもどって欲しいなあ。将棋24のアプリ(日本将棋連盟公式)なら、何時間でも出来るようにしてあるのですがやはり遊びには流行があるみたいです。こちらで出来る時間、日本時間朝3時4時に起きていてお相手してくださる方がなかなか見つからないのと、自己流だとあるところから強くなれないのもあるみたいです。
小学生になったばかりの子が「将棋世界」や「将棋タイトル戦30年史」を読み耽っているのがあまりに面白く、将棋の世界を知る事は私の楽しみにもなったのに・・ああ懐かしい!神保町にまで行って将棋の本を買ってきたじゃない!
まあ、次回の日本滞在でまた将棋道場に通う環境を作ってあげようっと。