日本で南仏のニースの名前を有名にしているのは、
間違いなくこの料理が理由です。
「ニース風サラダ」
ファミレスでも、スパゲティレストランでも見かけます。
ニース風サラダの言葉の意味は?
ニース風サラダはフランス語では
Salade Niçoise と書きます。
Niçoiseは「ニースの」という意味です。
Nice + oise でニースの〇〇という意味。
cが下にひげ(セディーユ)のついたçに変化するのは
cのママだと「ク」の音になってしまうから。
例えばParis(パリ)ならParisienne(パリジャン)
何故Parisは+ ienneで
ニースは +oise という違いが有るのかはわかりませんが、
多分、読みやすい音にするためでしょう。
ちなみにニースの方言では
la salada nissarda,
ニースではnissa と書かれた看板をよく見かけます。
イタリア語ではニースはnizzaと書くのでイタリア語の影響と想像。
ニース風サラダの具材は?
レシピは
レタスなどの葉っぱ野菜、トマト、その他野菜、を盛りつけ
ツナかアンチョビを載せ、
ゆで卵とオリーブをあしらい、
お酢を効かせたドレッシングをかける。
以上です。
シンプルすぎです。
ニースの地元ではフレッシュな野菜だけで作ります。
全世界的には茹でたジャガイモといんげん豆も載せます。
食感は湯で野菜を混ぜたほうが楽しめます。
「ニース」と冠されている理由
南仏のニースが発祥のサラダなのでニースの名前が付いています。
とてもシンプルなサラダで簡単に作れて食感も良いので世界に広がりました。
さっぱりしているので暑い気候に合っています。
だからニース風と呼ばれています。
ニース風サラダをまとめると
- レタスとトマトなど野菜の上にシーチキンやアンチョビを載せたさっぱりサラダ
- 名前の起源はフランス南部の都市名(ニース)
- 暑い気候に合ったサラダ
暑い日にテラス席でカラフのロゼワインを飲みながらニース風サラダを食す、
想像しただけでコート・ダジュールにいる気分になれます。